東京スカイツリー制作記
東京スカイツリー制作記
さて、ピタゴラスの定理から円錐の稜線の長さは y2 = 252 + 68.752 となるので、
y = 73となりました。また、円錐の仮想部分の稜線の長さは相似から、73:25=z:16なのでz = 46.72となります。
円錐の底面の円周の長さは、 2πrなので 2 x 25 x π = 157 となります。
円錐の側面を展開すると、稜線を半径とする円になるので、その半径は73となります。よってその円の円周は 73 x 2 x π = 459 です。
したがって、円錐の側面を展開したときの角度は、157 ÷ 459 x 360 = 123°となります。
さあ、夏休みもあとわずか2日。大ピンチを迎えました。やること多すぎて、何からはじめたものかと・・・
まず、とにかく外側の鉄骨の組み上げを開始しました。下が三角形、上が真円、という変化をうまくつけるべく、真ん中は頂点の柱をなるべく内側に彎曲させるように針金の長さを調節していきました。沢山あって、根気のいる作業です。
2011年8月20日土曜日
機械室と第一展望台
続いて、第一展望台の製図です。
下が直径32mの正円、上が直径50mの正円とのことなので、下図のような円錐の一部ということになります。下が高さ342m、上が高さ375mとのことなので、展望台の厚みは33mということになります。ただ下図のごとく、円錐が2個重なったような形をしており、写真から測定すると下図のような厚みということになりました。
ここで、おっと、機械室というのがありました。機械室は、上下水道の中継やポンプがあるそうです。展望台が高い位置にあるから、水道が大変そうです。150mと250mの位置にありますが、外からは黒っぽく見えて実体はよくわかりませんので、黒っぽく作ることにしました。
段ボールを幅2cm程度に切って、マジックで黒くぬり、スカイツリーの中に押し込んで、ちょうど良い位置でアロンアルファで固定しました。天井がないとかっこわるいので目測で段ボールをちょうど良い形に切って、こちらは銀色にぬり、中に押し込んでグルーガンで先の段ボールと固定しました。
25m
16m
33m
8.25m
24.75m
x
円錐の仮想部分の高さをxとすると、相似関係から
(24.75+x) : 25 = x : 16
ということになります。
よって、x = 44となりましたので、全体として円錐の高さは68.75となります。
y
さて、ピタゴラスの定理から円錐の稜線の長さは y2 = 252 + 68.752 となるので、
y = 73となりました。また、円錐の仮想部分の稜線の長さは相似から、73:25=z:16なのでz = 46.72となります。
円錐の底面の円周の長さは、 2πrなので 2 x 25 x π = 157 となります。
円錐の側面を展開すると、稜線を半径とする円になるので、その半径は73となります。よってその円の円周は 73 x 2 x π = 459 です。
したがって、円錐の側面を展開したときの角度は、157 ÷ 459 x 360 = 123°となります。
z
157
123°
123°
分度器だけだと不正確なので、下図のように考えると、aの長さは円の直径73に対する61.5°の正弦となるので、 a= 73 x sin 61.5° となりますので a=64.15 です。
a
これを1/500で作図すると、64.15mの2倍は1/500では29.2cmに相当するので、その弦がその長さになる位置をさがすと、ちょうど123°となりました。
0.5mmアクリル板をこの大きさにカットし、おおよそで窓の高さを決めて、銀色のマジックで塗装。透けるので裏表とも塗装。
0.5mmアクリル板をこの大きさにカットし、おおよそで窓の高さを決めて、銀色のマジックで塗装。透けるので裏表とも塗装。これを丸めてセメダインで接着。段ボールで天井と床をつくり、銀色に塗装しました。真ん中には中塔が通る大きさの穴を開けました。同じ大きさのものをもう一つ作り、上の二重の円錐部分を作成。これを上にグルーガンで接着して、第一展望台の完成です。